「労働保険」とは、労災保険と雇用保険の総称であり、
 「社会保険」とは、健康保険、厚生年金、国民健康保険、国民年金、介護保険の総称です。

 [労災保険]

• 農林業など一部の事業を除いて労働者が１人でもいたら加入する保険です。
• 仕事中や通勤途中の災害について補償があります。
• 保険料は事業の種類や賃金の額によって変わり、全額事業主負担です。

[雇用保険]

• １週間の所定労働時間が２０時間以上、３０日以上雇用する労働者が１人でもいたら加入する保険です
  （６５歳まで）。
• 労働者が失業したときの給付や雇用を継続するための給付などがあります。
• 保険料は事業主負担分と被保険者負担分があります。

[健康保険・厚生年金]

• 法人は１人でも強制加入、個人は原則常時５人以上の従業員がいたら加入する保険です（健康保険は
  ７５歳まで、厚生年金は７０歳まで）。

• 健康保険は医療の給付、厚生年金は老齢、障害、遺族の給付があります。
• 保険料は事業主と被保険者で折半して負担します。

【労働・社会保険手続き】

  労働・社会保険手続きは、事業を新しく始めた、従業員を新しく採用したなど様々な場面で必要となります。

事業を新しく始めた、個人事業を法人化した場合
労災保険関係成立届
労働保険料申告書
雇用保険設置届
継続事業一括認可・取消届
社会保険新規適用届　など

従業員を採用する場合
雇用保険被保険者資格取得届
社会保険被保険者資格取得届
健康保険被扶養者移動届　など

従業員が退職する場合
　　　雇用保険被保険者資格喪失届
　　　雇用保険離職証明書
　　　社会保険被保険者資格喪失届　など

従業員がけがをした場合
　　　療養（補償）給付請求書
　　　休業（補償）給付請求書
　　　傷病手当金請求書　など

参考資料

●労働保険の年度更新のパンフレット